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村田の4─6月期は過去最高益、中国「マイナスの影響ない」 | Reuters

村田製作所(6981.T)が31日発表した2015年4─6月期連結決算(米国会計基準)は、売上高が前年比28.8%増の2808億円、営業利益は同73.3%増の639億円と、いずれも4─6月期として過去最高を更新した。スマートフォンスマホ)向けや自動車向けの電子部品が引き続き堅調に推移した。


藤田能孝副社長は「特にスマホ向けはグローバル対応のハイエンドLTE端末の生産拡大に加え、中華圏のスマホでもマルチバンド対応のLTE端末の生産が拡大しており、売上が大きく増加した」と語った。「昨年度の中国スマホ向け売り上げは倍増しており、今年はさすがにそこまで伸びないとみて、年間では50%成長で計画していたが、ふたを開けてみたら、この第1・四半期はほぼ倍増している」という。


中国については先行き不安も出ているが、藤田副社長は「伸びていたところが鈍化しても、別のメーカーが出てきており、全体のビジネスとしてはそれほどマイナスの影響はない」との認識を示した。注文については「特にキャンセルが出ていることはない」という。


スマホの伸びが鈍化しても、高機能化が進めば積層セラミックコンデンサー(MLCC)やLTEモジュールのスマホ1台当たりの搭載件数が増えるため、村田にとっては追い風となる。同社によると、1台あたりの売上はローエンドスマホが150円程度なのに対して、ミドルクラスになると300円程度まで上昇するという。


4─6月期の受注額は前年比29.3%増の2860億円、受注残は同5.1%増の1269億円だった。藤田副社長は「受注残高は2001年度以降で最高水準になっており、第2・四半期以降も好調な業績を見込んでいる」と指摘。「7月の受注も好調で、9月、10月に向けさらに上向いていく」と語り、2期連続の最高益に向けて順調に進ちょくしているとの認識を示した。


通期業績予想は据え置いた。営業利益予想2500億円(前年比16.5%増)は、トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト22人の予測平均値は2745億円を下回る水準にある。

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