下村文部科学大臣は、東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムとなる新しい国立競技場の見直しに至った経緯を検証するため、省内に第三者委員会を置くことにしています。
下村大臣は4日の記者会見で、検証委員会の委員に、経済同友会の副代表幹事でみずほ証券の横尾敬介常任顧問や、陸上の元オリンピック選手の為末大さん、それに企業法務に詳しい東京大学の柏木昇名誉教授ら合わせて6人を起用することを発表しました。
そのうえで、6人の起用の理由について、「文部科学省寄りとかではなく、客観的に判断をしてもらえる方を中心に、幅広い分野で各界を代表する方々にお願いした。文部科学省や私も含めた責任等も検証してほしい」と述べました。
検証委員会は今週7日に初会合を開き、整備計画の策定に携わった関係者への聞き取りなどを行って、来月中旬に報告書を取りまとめることにしています。