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森岡正博

広島の式典の「どのツラ下げてきた!」などのヤジを聞いてヤジを肯定的に捉える人は、国会での議員のヤジについてはどう思ってるんだろう。「人の話は静かに聞きなさいと習いませんでしたか」というのは、両方に当てはまるのでは。それとも議員のヤジはダメだけど一般市民のヤジはよいのだろうか。

@sukuitohananika 馬鹿か?何時でも公の場で自分の意見が言える政治家と違い、庶民には直接首相に物が言えるチャンスがヤジ。デモやストと同じく国民主権の行使行動の一つ。貴方の様な学者がきちんと物言えば、庶民はヤジを飛ばす必要も無い。情けない。

国会と平和式典では場の性質が異なるから一緒にはできない、というみなさんのご意見に関しては、たしかにそうだねと納得しました。

@Sukuitohananika 貴方は権力者と闘う事、と言う意味が全く分かってないのですね。国会の中でのヤジと、市民の必死の真摯な声の違いがわからない人は、恥を知れ、です。

私はそのような思考表現方法には与しません。

安倍首相にヤジを飛ばしたい気持ちは分かるし私も言いたい。しかし、広島平和式典で静かに死者を追悼し首相の言葉を静かに聞いて批判吟味したいと思っていた(一部)参列一般市民の「静かに聞く権利」を、それらのヤジは侵害したのではないだろうか、というのが私の問いである。

式典で参列者から出た「どのツラ下げてきた!」と、例えば安倍が国会で発した「ニッキョーソ!ニッキョーソ!」を同列に考えてるのかなこの人...。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150810#1439203572
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150801#1438425555


#学者 #知性主義 #哲学部


平成20年新司法試験の採点実感等に関する意見(憲法)

(1) 答案の中には,①出題趣旨に沿って問題点を正確にとらえ,的確に資料を分析し,法論理的思考力を発揮しているもの,②岐阜県青少年保護育成条例事件判決伊藤補足意見に示された判断枠組みを正確に理解した上で解答しているもの,③情報の受け手が自由に当該情報を閲覧できない状況がA自身の表現の自由とどのようにかかわるかという基本的な問題について問題意識を持ち,知る自由や違憲主張適格などの問題を意識的に論じているもの,④積極的な表現行為に対する表現内容規制の合憲性という基本的な問題について,資料を相応に分析し,反対説を踏まえながら,自らの見解をしっかり展開し,多少荒削りなところもあるが,考え方の筋道に法的思考のセンスを感じさせるものもあった。そのような答案は,受験生が法科大学院での実務を見据えた理論教育において「学び,そして問う」作業をしっかりと行ってきた成果と評価し得る。しかし,そのような答案は,少数にとどまった。
(2) 憲法学という視点からは,基礎的理解が不十分で,設問の具体的事情を離れて表現の自由に関する論証を記憶に従って並べただけの答案が多く,事案の内容に即した個別的・具体的検討の不十分さや応用力という点で課題を残すものであった。また,いわゆる論点主義の解答に陥っている答案が多く見られた。それらは,残念ながら,憲法の基礎理論を生きた知識として身に付けていない,また,法的思考力ないし論証力が十分に定着していない,と評価せざるを得ないものであった。

平成21年新司法試験論文式試験問題出題趣旨

今年度も 憲法論文式問題は判例及び学説に関する知識を単に「書き連ね」たような観念的,定型的,「自動販売機 」型の答案を求めるものではなく「考える」ことを求めている 。
すなわち,判例及び学説に関する正確な理解と検討に基づいて問題を解くための精緻な判断枠組みを構築し,そして事案の内容に即した個別的・具体的な検討を求めている。

平成26年司法試験論文式試験問題出題趣旨

本年の問題は,職業の自由に対する制約の合憲性に関する出題である。このテーマに関連する判例に関しては,法科大学院の授業においても,十分に学んでいると思われる。関連する判例それぞれを外在的にではなく,内在的に理解し,判例の動向を的確に捉えた上で,それらを主体的に検討して判断枠組みを構築し,事案の内容に即して個別的・具体的に検討することが求められている。本年の問題でも,定型的・パターン的・観念的な答案は求められていない。