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日米上陸訓練 米軍オスプレイ着艦を公開 NHKニュース

自衛隊が参加している訓練は、アメリカ海軍と海兵隊が上陸作戦を想定して行ってきたもので、「ドーン・ブリッツ」、「夜明けの電撃」と名付けられています。
今回は自衛隊だけでなく、ニュージーランドやメキシコの部隊、それに視察のため、オーストラリアや、南米のコロンビアとチリが個別に参加していて、エンブレムの周囲には各国の国旗があしらわれています。アメリカ軍は、共同訓練を通じてさまざまな国と連携を深めることで、地球規模での抑止力を維持する戦略をとっていて、今回の訓練もその一環とみられています。
日本以外の各国も参加していることについて、防衛省は、離島防衛を想定し、アメリカ軍と2国間で訓練しており、集団的自衛権の行使を想定した訓練は行っていないとしています。自衛隊部隊の指揮官の岡浩海将補は、「メキシコとも情報交換はしているが、訓練の目的はあくまで日米間の能力の向上だ」と話しています。

自衛隊アメリカでの上陸訓練に派遣する部隊の規模はこの数年で、急激に大きくなっています。自衛隊は、南西諸島などの離島防衛を強化するとして、9年前の平成18年から毎年、陸上自衛隊の部隊を、アメリカ・カリフォルニア州の海兵隊部隊に派遣し、上陸作戦のノウハウを学んできました。当初は泳ぎ方やボートの乗り方など基礎的な訓練が主でしたが、おととしからは陸上部隊に加え、大型護衛艦やヘリコプターなどを派遣する大がかりな訓練にも参加しています。これに伴って参加する隊員の数も、200人規模から1000人規模へと大きく膨らんでいます。

自衛隊の部隊は、南西諸島などの離島防衛を想定し、今、大きく変わろうとしています。この中で陸上自衛隊には、上陸作戦を専門とする3000人規模の新たな部隊「水陸機動団」が、3年後に創設される見通しです。
部隊には装甲車のような外観で、海からそのまま上陸できるアメリカ軍の水陸両用車、「AAV7」が52両、導入されます。またアメリカ軍が沖縄に配備した新型輸送機、オスプレイが17機、配備される計画で、先月、自衛隊総合火力演習が行われた東富士演習場でも終了後、オスプレイが飛行しました。さらに上陸作戦には、部隊や装備を沿岸に運ぶため護衛艦などの艦艇が不可欠で、防衛省は今回の訓練を通じ、陸上自衛隊海上自衛隊との連携についても確認することにしています。

日米の部隊は、日本の国会で審議されている安全保障関連法案についてはコメントできないとしています。そのうえで双方の指揮官は、日米の連携をさらに強化したいと述べました。
このうち自衛隊部隊の指揮官の岡浩海将補は護衛艦「ひゅうが」の甲板で取材に応じ、「2年前の前回に比べて自衛隊の参加部隊が増え、分野も広がっている。訓練は上陸作戦に関する日米相互の理解を進めるうえで極めて重要だ。訓練の目的はあくまで日米間の能力を維持し、向上させることだ」と述べました。
また、海兵隊部隊の指揮官のデビッド・コフマン准将は、アメリカの強襲揚陸艦、「ボクサー」の艦内で取材に応じ、「日米の部隊はそれぞれの国の政治判断に基づいて行動することになる。日米の連携を強化して最大限、能力を引き出せるようにしたい」と述べました。

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