東芝、2014年度は378億円の最終赤字 利益水増し累計2248億円 | Reuters
東芝 は7日朝、2015年3月期の連結決算を開示し、当期純損益が378億円の赤字(前年同期は602億円の黒字)になったと発表した。不正会計発覚前に1200億円の黒字を見込んでいたが、一部事業の撤退損や減損処理のほか、税金費用を計上。また、2009年3月期から2014年4―12月期までの過年度の決算も訂正し、税引前利益の水増し額の累計は2248億円に確定した。
同日、取締役11人のうち7人を社外とする新たな経営体制も発表。取締役会議長に資生堂 の前田新造相談役を充てる。指名・報酬・監査委員会の3委員会は全員社外取締役で、小林喜光・経済同友会代表幹事(三菱ケミカルホールディングス 会長)を指名委員会の委員長とする。
また、室町正志社長以外に未定だった社内取締役は、綱川智・上席常務、平田政善・前東芝テック CFO(最高財務責任者)が新たに就任し、牛尾文昭上席常務が留任する。
9月30日に臨時株主総会を開くことも発表。6月の定時総会で報告できなかった15年3月期決算と新たな経営体制の承認を得る。
〔情報BOX〕-東芝、過年度「利益水増し」の一覧 | Reuters
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