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司法試験問題漏えいの元教授 授業でも内容伝える NHKニュース

明治大学法科大学院の青柳幸一元教授(67)は、ことし5月に行われた司法試験を巡り、試験前に教え子だった20代の女性に、みずからが考査委員として作成した憲法の論文試験の問題を漏えいしたとして、国家公務員法守秘義務違反の疑いで、今月8日、東京地検特捜部に告発されました。
青柳元教授がほかにも、「短答式」と呼ばれるマークシートの司法試験が行われる2日前のことし5月15日、法科大学院の1年生の授業の中で、試験問題の内容を伝えていたことが、NHKが入手した授業の記録や複数の学生の証言で新たに分かりました。
授業の記録では、青柳元教授は「この『収用』というところは、ことしの司法試験の短答式に出していて、私のテキストにもちゃんと書いてある」などと述べ、試験に出していることを明言していました。この論点は、「財産権」について定めた憲法29条に関するもので、実際にことしの短答式試験の第9問として出され、50点満点のうち最大で3点が配点されていました。
学生の1人は「試験前なのにこんなことを話して大丈夫なのかと驚いた」と話していました。
これについて、青柳元教授は弁護士を通じて「授業の進行状況を考えれば、そのテーマは試験後に扱ったはずだが、試験が終わったと勘違いして話した可能性はあるかもしれない」などとコメントしています。
法務省は、論文試験の漏えいが発覚したあと、「漏えいの相手は1人で、ほかに影響はない」と説明していましたが、新たに明らかになった今回の問題について「コメントできない」としています。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150909#1441795246