Netanyahu and Putin agree to coordinate military action in Syria to prevent clashes http://htz.li/3sg
ロシアのプーチン大統領は15日の演説で、シリアのアサド政権に対して軍事支援を続ける方針を示しましたが、欧米諸国は、アサド政権へのさらなる支援は情勢を不安定にさせるだけだと批判しています。
これについて、シリアと隣接するイスラエルのネタニヤフ首相は、21日、モスクワを訪問して、プーチン大統領と意見を交わしました。
この中でネタニヤフ首相は、シリアと隣接する国境付近の情勢について、「ここ数か月、一層複雑化している」と指摘し、ロシアがアサド政権に対する軍事支援を続ければ、イスラエルと敵対する勢力にも最新の武器が流れ、大きな脅威になるとして、懸念を伝えました。
これに対しプーチン大統領は、ロシアの武器は流出していないとの認識を示したうえで、「シリアはイスラエルに対して新たな戦線を構える余裕などない」と述べ、イスラエルにとって心配には当たらないという考えを示しました。
今回、ネタニヤフ首相には、軍の制服組のトップなどが随行し、イスラエル側は、ロシア軍機が軍事支援のためシリア領内に入っているとみられることを念頭に、イスラエル軍機との間で偶発的な衝突を起こすことがないよう協議したものとみられます。