アメリカ国防総省のデービス報道部長は23日、ロシアが9月初旬から数週間かけてシリア北西部、ラタキア周辺のシリア空軍の基地に装備や人員を送り込み、この中には戦闘機や爆撃機、対空ミサイルや戦車のほか、兵士用の移動兵舎などが含まれていることを明らかにしました。
シリアに対する軍事支援を巡って、ロシア側は、これまで過激派組織IS=イスラミックステートなどのテロ対策が目的で、防御的な性格のものだと説明し、今後も継続する方針を示しています。
これについて、デービス報道部長は「航空機をどのように使うのか不明で、ロシア側がこうした装備を持ち込んだ意図は彼らの説明を聞くまでは分からない」と述べ、ロシア側の目的には不透明な部分があり、さらに意図を見極める必要があるという認識を示しました。
国防総省は、ロシア軍がラタキア周辺に航空拠点を築き、シリアの空域で軍事作戦を展開する可能性があるとして警戒を強めていて、近く国連総会に合わせて開かれる予定の米ロ外相会談でも大きな焦点になる見通しです。
ロシア、ウクライナ国境付近に2つ目の大規模軍事基地を建設へ | Reuters
ロシアは、ウクライナとの国境付近に大規模な軍事基地を建設する計画であることが分かった。ロシア政府が公表した文書によると、5200人規模の部隊や重火器を収容できるという。
基地が建設されるのはヴォロネジ州のボグチャル。ロイターが9月初め、ロシアが基地を建設中だと報じたベルゴロドより東に位置するが、親ロシア派とウクライナ政府が激しい戦闘を繰り広げていたウクライナ東部ルガンスク地方に近く、両国の国境からも45キロの地点にある。
文書によると、ロシア国防省は同地にある老朽化した軍駐屯地を刷新し、1300台超の軍用車両を収納する特殊施設や武器庫、プールや訓練施設なども併設した大規模軍事基地を建設する。北西部のニジニノヴゴロドからボグチャルに一個旅団を移動させるほか、核兵器や生物・化学兵器に対応する訓練を受けた部隊も駐留させる。
タスが速報。国連総会が開かれるNYでプーチン大統領とオバマ大統領が会談する、と: http://tass.ru/politika/2285580 … RIAによるとペスコフ報道官は「まだ固まっていない」と述べたとのことだが、可能性は大きそう。実現すれば、極めて重要な米ロ首脳会談となります。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150923#1443004989
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