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米訓練のシリア人戦闘員 過激派に武器引き渡す NHKニュース

アメリカ軍はISとの地上戦を担う戦力として、シリアの反政府勢力の軍事訓練をトルコなどで進めていて、21日に訓練を終えた戦闘員およそ70人がシリアに入り、作戦を開始したと発表しました。
ところが、その直後、インターネット上で、この戦闘員たちがISとは別の過激派組織「ヌスラ戦線」に対し、安全を保証してもらう代わりにアメリカから供与された武器を引き渡したとする投稿が、「ヌスラ戦線」のメンバーによって相次いで書き込まれました。
アメリカ国防総省は当初、否定していましたが、25日に中央軍が声明を出し、シリアに入った戦闘員たちが、供与された武器や装備の4分の1に当たるトラック6台と弾薬を、ヌスラ戦線とみられる勢力に引き渡していたことを認めました。
アメリカ軍の訓練を受けた戦闘員たちは、7月にも第1陣がシリアに入った直後にヌスラ戦線に拘束され、ほぼ壊滅に追い込まれています。
アメリカ政府は来年までに、こうした戦闘員を5000人育成する計画ですが、ISの掃討に全くつながっていない状況が明らかになったことで、戦略の抜本的な見直しを迫られそうです。