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竹中氏:金融政策の出番、もう1回ある−補正に続き追加緩和を - Bloomberg

竹中氏は29日のブルームバーグのインタビューで、デフレ脱却という目標を達成するため、「金融政策の出番はもう1回はある」と発言。最大限効果を発揮させるため、「補正を秋にして、様子を見て追加緩和をすればいい」と提言した。日銀が動くべき具体的な時期については明言しなかった。


補正予算の規模は国内総生産(GDP)の1%にあたる5兆円程度の規模が望ましいとし、環太平洋連携協定(TPP)交渉が合意した場合の構造改革や、外国人観光客受け入れのためのインフラ整備に充てるべきだとの認識を示した。


原油価格の下落により、日本銀行が15、16年度の生鮮食品を除くコア消費者物価(CPI)の見通しの下方修正を検討していることがブルームバーグの関係者への取材で分かっている。2%達成時期を後ずれさせる可能性も高まっているという。日銀は10月30日に経済・物価情勢の展望(展望リポート)を発表する。


竹中氏は「金融政策だけで動くことを日銀は避けたい。やれる余地がだんだん少なくなってくるから、やる限りは有効にやりたいから、そこはやはり財政政策とセットになってやりたいわけだ」とも指摘した。


さらに、米連邦準備制度理事会FRB)が年内に利上げを行う可能性は「当然ある」と発言。長年のデフレを克服するために金融緩和に踏み切った日本と異なり、米国はリーマン・ショックでパニック状態に陥った経済に対応するために金融緩和を行ったと説明し、米経済が改善した現在、「金融を正常化するというのは、世界のためにもやったほうがいい」と述べた。


ドル・円相場はインタビューを実施した29日午前、1ドル=119円台で推移。竹中氏はこの水準は「カンファタブル(心地良い)」と評価し、「続くことを期待している」と話した。「110円台後半から120円くらいはレンジとしては悪くない線」とも述べた。


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