マネタリーベースは、世の中に出回っている紙幣や硬貨、それに民間の金融機関が日銀に預けている資金である「当座預金」の残高を合わせたもので、日銀が大規模な金融緩和の目標としています。
発表によりますと、マネタリーベースの残高は先月末時点で338兆円余りとなりました。これは、前の月と比べておよそ11兆円増えており、14か月連続で過去最高を更新しました。日銀は2%の物価目標を達成するため国債などを買い入れることで、マネタリーベースを年間でおよそ80兆円増やす方針を掲げ、引き続き市場に大量の資金を供給していくことにしていますが、こうした資金が企業の設備投資の拡大などにどこまでつながるかが課題となっています。
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