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巨人 福田投手が野球賭博に関与と発表 NHKニュース

また、巨人によりますと、福田投手が賭博を行った試合で八百長などの不正が行われた形跡は今のところないということです。
野球協約は選手が野球賭博を行うことを禁じており、福田投手は場合によっては無期の失格処分となります。
巨人は、福田投手を近く熊崎勝彦コミッショナー宛てに告発することにしています。また、賭博罪に当たる疑いもあり、警察への届け出も検討しているということです。
また、巨人によりますと、福田投手を野球賭博に誘った男性は、チームの後輩の笠原将生投手が去年、紹介したということです。男性は笠原投手とマージャン仲間で、笠原投手は野球賭博の誘いを受けたものの断っていたということです。
巨人は笠原投手についても、この男性との交際が「野球賭博常習者」との交際を禁止する野球協約に違反する可能性もあるとみて、コミッショナーに報告するとともに福田投手と笠原投手を当面、謹慎としました。

福田投手はプロ10年目の32歳、2005年秋に行われたドラフト会議で希望入団枠で東北福祉大学から巨人に入団しました。
今シーズンは一軍での登板はありませんでしたが、昨シーズンまでは先発や中継ぎなどとして通算151試合に登板し、通算22勝15敗防御率4.15の成績を残しています。
一方、笠原将生投手はプロ7年目の24歳、平成21年にドラフト5位で福岡工大城東高校から巨人に入団しました。中継ぎとして、ことしは20試合に登板し、勝ち負けやセーブはありませんでした。通算では80試合に登板して、7勝1敗1セーブ、防御率4.34の成績を残しています。

プロ野球に関わるさまざまな規定を定めた野球協約では、選手の試合での賭け行為や八百長行為などを禁じて、協約に反する行為については厳しい処分規定を定めています。
野球協約の第177条では「選手、監督、コーチなどが次の不正行為をした場合、コミッショナーは該当する者を永久失格処分とする」としていて、所属チームの試合で故意に敗れるなどの敗退行為をする、いわゆる八百長行為や報酬として他の球団の選手、監督、コーチに金品を与えること、さらに今回のケースのように所属球団が直接関与する試合で賭けをすることなどと定めています。
また、第180条では野球賭博の常習者と交際したり、所属球団が直接関与しない試合や出場しない試合についても、賭けをすることを禁止していて、該当者は1年間の失格処分、または無期の失格処分とすることと定めています。

過去の主な野球賭博としては、昭和44年に発覚したいわゆる「黒い霧事件」があります。当時の西鉄ライオンズの選手が暴力団が関係した野球賭博に関わり、自分のチームが負けるようにプレーする「八百長」を行っていたことが発覚したのをきっかけに、複数の選手がプロ野球界からの永久追放処分を受けました。
5年前には、当時大阪に本拠を置く独立リーグの球団に所属していた選手8人がプロ野球を対象に野球賭博をしていたとして解雇され、その後、元選手の1人がチームメートを誘って賭けさせ、掛け金の集金などをしていたとして警察に逮捕されました。
また、同じ年には多数の大相撲の力士が野球賭博に関与していたことが明らかになり、日本相撲協会は当時の親方や力士を解雇処分としたほか、野球賭博を主催して賭けをさせたとして元幕下力士らが警視庁に逮捕されました。