連合の定期大会は、2日目の7日、3期6年にわたって会長を務めてきた古賀会長の退任に伴う役員人事が行われ、後任の新しい会長に、これまで事務局長を務めた神津里季生氏を選出しました。
神津氏は東京都出身の59歳。鉄鋼や重工メーカーなどの労働組合で作る「基幹労連」の委員長などを経て、おととしから連合の事務局長を務めてきました。選出後、神津・新会長は「連合は普通の国民、普通の市民の感覚を代表する日本では最大の組織だ。すべての働く者のための政策実現と、まともな政治を自分たちの手に取り戻すことに向けて、着実に力いっぱい前に進んでいく」とあいさつしました。
また、神津氏の後任の事務局長には、UAゼンセン会長の逢見直人氏が選出されました。このあと大会は、「政府はいわゆる『アベノミクス』の成果をけんでんしているが、貧困率は上昇し格差社会が進行している。すべての働く者、生活者の希望と安心を取り戻すために連携して立ち上がろう」などとする大会宣言を採択し、閉会しました。