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南シナ海航行は挑発でもサプライズでもない=米海軍作戦部長 | Reuters

来日中の米海軍制服組トップ、ジョン・リチャードソン作戦部長は15日に都内で会見し、南シナ海の国際水域を米海軍の艦艇が航行することは挑発行為にはあたらず、誰に対してもサプライズとならない、との見解を示した。


リチャードソン作戦部長は今年9月に就任。アジア歴訪を日本から開始したことについて、日米同盟の重要性を意味すると述べた。


中国は南シナ海の大半の領有権を主張しており、航行の自由を名目に中国の領海を侵犯することは許さないと警告している。


一方、米国は国際法上、岩礁を埋め立て造成した人工島の領有権は認められないと主張。カーター米国防長官は13日、米軍は国際法の許す限りどこでも航行・飛行すると述べた。


リチャードソン作戦部長は会見で「国際法上認められる海域で米軍が航行の自由を行使することは、誰に対してもサプライズとならないはずだ」と発言。「これがなぜ挑発的と解釈されるのかわからない」と述べた。


中国は南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島で埋め立て造成した人工島から12カイリ内を領海と主張している。


一部の米政府アナリストは、米国がすでにこの領海内で自国の艦艇を航行させることを決めたとみている。

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