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http://d.hatena.ne.jp/d1021/20151102#1446460583


米軍艦艇の南シナ海の航行 継続の方針 NHKニュース

南シナ海を巡ってアメリカ政府は先月27日、南沙(スプラトリー)諸島で中国が造成している人工島の周辺12海里=22キロのなかにアメリカ海軍のイージス艦を派遣し、航行させました。
これについて、アメリカ政府の当局者はNHKの取材に対し、「こうした活動は航行の自由を守るため世界中で日常的に行っているものだ。アメリカは領有権の問題で特定の立場をとらないが、すべての国に保障された権利を守る」としたうえで、「3か月に2、3回の頻度で継続していく」と明らかにしました。
また、「この問題を米中2国間の問題としないことが重要だ」としてオーストラリアなどを念頭に地域の同盟国に対してこうした活動をアメリカと連携して実施するよう呼びかけていく考えを示しました。
アメリカ政府としては国際法上、人工島は領海の基点にはならないとして中国の領海とは認めない立場を明確にするため今後も活動を継続し、中国をけん制する一方、米中間の過度の対立に発展しないよう多国間で実施していきたい考えとみられます。

南シナ海での米航行の自由作戦、脅威ではない=米軍司令官 | Reuters

中国を訪問している米太平洋軍のハリス司令官は3日、南シナ海で中国が主権を主張する人工島12カイリ内に米海軍艦を派遣したことについて、脅威とみなすべきでないと主張した。北京の大学で行った講演の内容を米軍が公表した。


それによると、同司令官は「われわれは過去何十年間も世界中で航行の自由に関する作戦を実施している。これについて誰も驚くべきではない」と述べ「このような通常の作戦がどこかの国に対する脅威とみなされるべきではない」と強調した。


その上でハリス司令官は南シナ海での領土問題について米国はいずれの側にもつかない。われわれは圧力を用いず、国際法に基づいて平和的に問題を解決することを関係国に促す」と述べた。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20151030#1446201252


ASEAN国防相会議 南シナ海で議論 NHKニュース

ASEAN防相会議は3日、加盟10か国が参加してマレーシアの首都クアラルンプールで開かれました。南シナ海では先月27日、アメリカが南沙諸島、英語名・スプラトリー諸島で中国が造成する人工島の周辺12海里以内の海域に駆逐艦を派遣したことに対して中国が強く反発し、対立が深まっています。議長国のマレーシアや参加国によりますと、会議では南シナ海での法的拘束力を持ったルール、「行動規範」の策定を急ぐべきだという意見があがったほか、問題の平和的解決を求める声が相次いだということです。
また、キューズと呼ばれる海上での不測の事態を回避するための国際的な行動基準について、中国と対立するフィリピンから、適用の対象を軍の艦艇だけでなく沿岸警備隊などにも拡大すべきだという提案が出されました。
会議のあと記者会見した議長国マレーシアのヒシャムディン国防相は「海上で意図しない事態が起きることは避けなければならない」と述べて、4日、日本とアメリカ、それに中国も参加して開かれる拡大国防相会議でも意見が交わされる見通しを示しました。

アメリカ軍が先月、中国が主権を主張する南シナ海の海域でイージス艦を航行させて米中の対立が深まるなか、ASEAN東南アジア諸国連合の加盟国の受け止めや対応は分かれています。中国が人工島を造成して領有権を主張している南沙諸島、英語名・スプラトリー諸島で領有権を争うフィリピンは、アキノ大統領が「国際法にのっとって航行することは、なんの問題もない」と述べてアメリカ軍のイージス艦の航行を支持しました。同じく領有権を争うベトナムも直接的な評価は避けたものの「南シナ海における航行の自由を尊重する」としてアメリカに一定の理解を示しています。
一方、カンボジアラオスは領有権争いに関わっておらず、中国からインフラ整備などで経済的な支援を受けていることもあり「領有権を主張する国どうしで話し合うべき問題だ」とする中国の立場に同調しています。
南シナ海の問題を巡っては、ことし8月にマレーシアで開かれたASEANの外相会議でも各国の意見がまとまらず、足並みの乱れが浮き彫りになっていました。

アメリカ政府が、南シナ海で中国が造成している人工島から12海里以内の海域で、今後も3か月に2、3回の頻度で艦艇を航行させる方針であることについて中国外務省の華春瑩報道官は3日の記者会見で「いかなる国であれ、航行や飛行の自由を名目に、他国の主権や安全を損なうことに断固反対する」と非難しました。
そのうえで、華報道官は「みずからの領土や安全、それに、正当で合法な海洋権益を守るという決心や意志は断固として揺るがない。いかなる国がたくらむ挑戦に対しても断固として対応していく。われわれはアメリカに対し、いっさいの誤った言動をやめ、中国の主権や安全を脅かす挑発的な言動をとらないよう促す」と述べました。

防衛相 米国防長官と会談 日米緊密連携で一致 NHKニュース

中谷防衛大臣は、ASEAN東南アジア諸国連合の拡大国防相会議に出席するため、マレーシアを訪問しており、同じ会議に出席するアメリカのカーター国防長官と、日本時間の3日午後、およそ1時間にわたって会談しました。この中で、中谷大臣は、南シナ海で中国が主権を主張する人工島の周辺12海里の海域をアメリカ軍の艦艇が航行したことについて「自由で開かれた海の秩序を守るため、国際法にのっとった活動だ」と述べ、支持する考えを伝えました。これに対し、カーター国防長官は「そうしたオペレーションも行っているが、中国と対話を行っていくことも重要であり、マレーシアでも中国の国防相と話し合いをする」と述べました。そして、両氏は、力を背景とした現状変更の試みに反対し、自由で開かれた海の秩序を確保するため、日米がこの海域で共同訓練を行うなど緊密に連携していくことで一致しました。
また、両氏は新たな日米防衛協力の指針、ガイドラインに基づき、自衛隊アメリカ軍の幹部らが平時から情報共有や調整を行う「同盟調整メカニズム」について、3日から運用を始めることを確認しました。さらに沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題について名護市辺野古への移設が唯一の解決策だという認識で改めて一致しました。