中国、南シナ海で領有権の行使を大幅に自制してきた=外務次官 | Reuters
劉次官は「中国政府は、近隣国に違法に占拠されているこれらの島礁を取り戻す権利と能力を有しているが、南シナ海の平和と安定を保つために大いに自制してきた」と述べた。
横須賀に拠点を置くアメリカ海軍、第7艦隊のイージス艦「ステザム」は、16日午後、中国・上海にある軍港に寄港し、歓迎式の様子が内外のメディアに公開されました。
「ステザム」は5日間にわたる滞在中、中国海軍の艦船と合同で通信や海難救助などの訓練を行う予定です。
アメリカ海軍の艦船が中国に寄港したのは、先月、南シナ海で中国が造成する人工島から12海里以内の海域をアメリカの別のイージス艦が航行して以来、これが初めてです。
「ステザム」のハリー・マーシュ艦長は、今回の軍事交流について当初から予定されていたものだとしたうえで、「互いにどのように考え、どのように行動するかを学ぶことで、米中両国の海軍の間で信頼を築きたい」と話していました。
米中間では、今月7日にもアメリカ南部、フロリダ州の沖合の大西洋で合同の軍事訓練が行われたばかりで、軍事交流を進めることで南シナ海を巡る対立が先鋭化するのを避けるねらいもあるとみられます。