マリの首都バマコにある高級ホテル、ラディソンブルホテルで20日朝、銃や手投げ弾で武装したグループが押し入り、人質をとって立てこもりました。
ホテルを運営するグループ会社によりますと、宿泊客140人と従業員30人を人質に立てこもったということです。
そして地元のテレビ局は、マリ軍の部隊がホテルに突入し、人質の救出作戦に乗り出したと伝えました。
地元のテレビ局はこれまでに80人が救出されたとしている一方、欧米のメディアは国連の当局者などの話として、ホテルにいた3人が死亡したと伝えていて、詳しいことは分かっていません。
現地からの映像では、銃で武装した兵士がホテルから救出した人質とみられる女性を外へ避難させている様子や、ホテルのロビーとみられる場所で警戒に当たっているのが分かります。
襲撃されたラディソンブルホテルはバマコの中心部にあり、各国の大使館のレセプションや航空会社の乗務員の宿泊先として使われています。
マリの日本大使館によりますと、ホテルと連絡を取り宿泊客の中に日本人がいないことを確認したということで、国内にいる出張者も含めた25人の日本人の安全も確認しているということです。