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新国立競技場デザイン “木と緑のスタジアム”のA案に決定 NHKニュース

政府は、新国立競技場の建設計画を巡って、事業主体であるJSC=日本スポーツ振興センターが、2つの企業グループの建設計画案、A案とB案の選定作業を終えたことを受けて、22日午前、総理大臣官邸で関係閣僚会議を開きました。この中で、JSC側は、審査の結果、A案が610点、B案が602点で、国民、アスリートの意見を踏まえ、A案を採用する方針を示しました。そして、関係閣僚会議は、JSCの選定作業が適切に行われたことを確認し、A案を採用するとしたJSCの選定結果を了承しました。

採用されたA案は、建築家の隈研吾氏がデザインした「大成建設」などでつくるグループの案です。コンセプトは「木と緑のスタジアム」で、スタジアムを取り囲む階層式のテラスにふんだんに緑を取り入れて、屋根にも多くの木材を用いているのが特徴です。総工費は、政府が設定した上限1550億円の要請を満たす1489億円余りで、工期は2019年11月30日の完成となっています。

新国立競技場 隈研吾さん「環境の優しさ追求」 NHKニュース

そして、隈研吾さんは「今回のデザインでは、環境に優しいものをどこまで追求できるかを考えた。建物の高さを抑えるだけでなく、屋根などに木を使うことで人々に安らぎを与える質感を目指した。モチーフは法隆寺五重塔で、日本の伝統建築の知恵を現代に生かした。緑に恵まれた周囲の森と一体化した建築で、それがレガシーにもなる日本らしさだと考えた」とコンセプトを明かしました。一方で、B案よりも評価が低かった誰もが使いやすい「ユニバーサルデザインの計画」について聞かれると、「客席のすぐ裏側にコンコースがあり、移動だけでなく避難などの際にも動きやすい構造になっている。コンコースや座席にも点字ブロックなどを設置していて、世界でも数少ないユニバーサルデザインだと言える」と強調しました。