AKB、ももクロ、ハロプロ…いよいよアイドルブーム終焉か? アイドル事件簿ランキング(後編)5〜1位|LITERA/リテラ 本と雑誌の知を再発見
★5位 次々に浮上した、アイドルたちの「枕営業」疑惑
このパーティーには、AKB48劇場支配人の茅野しのぶ氏や、AKS関連会社社長の北川謙二氏なども参加している一方、電通の社員も2名参加しているのが問題となった。
AKB48は活動初期から電通と二人三脚で歩んできた。ありとあらゆる場面でビジネスを恊働し、また、AKB自体そこまでのブレイクは果たしていないのにも関わらず、全国ネットで冠番組をもてたのには、電通のバックアップが重要な意味を果たしている。
そのようなバックグラウンドがあるので、「AKBのメンバーが電通社員に枕を強制されている」といった都市伝説はまことしやかに囁かれてきたが、まさにそれが証明されてしまったかたちだ。
★4位 今年も崩れることはなかったメディアの「AKBタブー」
このようにスキャンダルがたびたび報じられてきたAKBグループだが、以上紹介してきた3つの事件はすべて「週刊文春」が報じたものだ。周知のように、AKBグループは各出版社に利権を散りばめることでスキャンダル報道を封殺し、長らくAKBのスキャンダルは「週刊文春」以外報じることができない環境にある。この「AKBタブー」の牙城は今年も崩れることはなかった。
しかし、今年はそれを揺るがすような事件も起きている。発端は、当サイトでもたびたび取り上げている、秋元康が安倍晋三首相や幻冬舎・見城徹社長らとともに旧官邸で撮った「組閣ごっこ」の写真が「FRIDAY」(講談社)に掲載されたことだった。これを見て秋元康は激怒。講談社は一時AKB関係のイベント取材NGとなったという報道が出るなど、盤石に見えた利権体制に少しずつほころびが見え始めた。来年以降、この「AKBタブー」はどうなっていくのであろうか。
★3位 ももいろクローバーZの「茶番」と紅白落選 川上マネの手法に疑問の声も
ももクロの代表曲「行くぜっ!怪盗少女」をつくったヒャダインこと作曲家・前山田健一氏との確執と和解をめぐる一件も、そのひとつだろう。
★1位 AKB48、21作連続で更新し続けてきた初週ミリオン突破記録が遂に途切れる
また、前述した通り、ももいろクローバーZ、SKE48、HKT48といった、前回出場のアイドルグループが次々と紅白落選。年の瀬になり、いよいよアイドルブームにもすきま風が吹きだしていることが明るみになってきた。
ここ数年、これまでにないほどの活況を呈した「アイドル」というカルチャーだが、その終焉を思わせる象徴的な出来事が相次いだ。これから再び「アイドル冬の時代」へと逆戻りしてしまうのかもしれない。