アングル:米大手銀行、株価下落対応でさらなるコスト削減模索 | Reuters
ゴールドマン・サックス(GS.N)をはじめとする大手米銀は今年、これまで進めてきたコスト削減の取り組みを一層進めるための具体的な対応策を模索しつつある。市場の混乱や原油価格下落など伴う収益懸念を背景に、銀行セクターの株価が急落しているためだ。
ゴールドマンのブランクファイン最高経営責任者(CEO)は9日、マイアミで開催されたクレディ・スイス金融サービスフォーラムで「特に現在のように投資リターンを生み出すことが求められる時、必要に応じてコスト面で一段の努力を行うことは可能だ」と語った。その上で「われわれは収入が伸び悩む局面では、コスト削減を続けることにことさら熱心に目を向ける。必要は発明の母だ」と新たなコスト対策が見出せるとの考えを示した。