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シリアの病院近くで空爆「ロシアが攻撃」トルコ非難 NHKニュース

シリアでは15日、北西部のイドリブ県で国際的なNGO「国境なき医師団」が支援する病院が空爆を受けたほか、シリア北部の町アザーズでも病院の近くが空爆を受け、国連によりますと、これまでに合わせて50人近くが死亡したとみられています。
このうちアザーズでの空爆について、トルコのダウトオール首相は15日の記者会見で、「ロシアがカスピ海から発射したとみられるミサイルで病院と学校が攻撃された」と述べて、ロシアを非難しました。トルコとの国境に近いアザーズの周辺では、少数民族クルド人勢力がほかの勢力に対する攻勢を強め、ロシアはこのクルド人勢力を空爆で支援してきました。これに対しトルコは、このクルド人勢力をテロ組織と名指しし、13日以降、越境攻撃に乗り出しています。シリアの内戦を巡っては今月12日、過激派組織ISなどへの攻撃を除き、シリア全土で1週間以内に戦闘を停止させることで関係国が合意したばかりです。
その関係国の一員であるロシアとトルコが、それぞれシリア国内への軍事的関与を強めて対立を一段と深めていて、内戦の鎮静化は難しい状況となっています。

シリア北部で病院などが空爆を受け多くの市民が死亡したことについて、国連のハク報道官は15日の記者会見で、「5つの医療施設と2つの学校が攻撃を受け、子どもを含む50人近くが死亡し、多数のけが人が出ているという情報がある。明らかな国際法違反だ」と強い懸念を示しました。
また、ユニセフ=国連児童基金のレイク事務局長も15日、声明を発表し、「攻撃を受けた医療施設のうち2か所はユニセフが支援している施設で、1か所は母子病棟で6人の子どもが死亡した。国際人道法上許されない事態だ」と、強く非難しました。

内戦が続くシリアの北部で、病院などが空爆を受けて多くの市民が死亡したことについて、アメリ国務省のカービー報道官は15日、声明を出し、「空爆で病院をはじめ民間の施設が攻撃を受け、市民が巻き添えになったことを非難する」としています。
そして、「アサド政権とその支持者は、市民に対する攻撃を避けるべきだという国際社会の呼びかけに公然と背を向けて、こうした攻撃を続けている。アサド政権による暴力を停止させるというロシアの意欲と能力にも疑問を投げかけるものだ」として、シリアでの戦闘の停止が不可欠だとするとともに、ロシアに前向きに取り組むよう求めています。

シリア北西部で国際的なNGO「国境なき医師団」が支援する病院が空爆を受けたことについて、シリアのハダド駐ロシア大使はロシア国営テレビに出演し、「病院はアメリカ軍が破壊した。ロシア軍は全く関係ない」と述べ、空爆アメリカが主導する有志連合によるものだと主張しました。

シリアで病院など空爆 国連「国際法違反」と批判 NHKニュース

シリアでは15日、北西部のイドリブ県で、国際的なNGO「国境なき医師団」が支援する病院が空爆を受けたほか、北部の町アザーズでも病院の近くが空爆を受けました。
国連のハク報道官は15日の記者会見で、子どもを含む50人近くが死亡し、多数のけが人が出ているという見方を明らかにしたうえで、「明らかな国際法違反だ」と批判しました。
このうちアザーズでの空爆について、トルコのダウトオール首相は記者会見で「ロシアがカスピ海から発射したとみられるミサイルで病院と学校が攻撃された」と述べました。
一方、ロシアに駐在しているシリアのハダド大使はイドリブ県での空爆について、「病院はアメリカ軍が破壊した。ロシア軍はまったく関係ない」と述べ、空爆アメリカが主導する有志連合によるものだと主張しました。
今のところ、誰が空爆を行ったのか分かっていませんが、シリアで病院などが空爆され、犠牲者が出たことに批判が高まるとみられ、誰が空爆を行ったかが今後の焦点となりそうです。

シリア 病院など空爆 ロシアが関与を強く否定 NHKニュース

シリアでは15日、北西部のイドリブ県で、国際的なNGO「国境なき医師団」が支援する病院が空爆を受けたほか、トルコとの国境に近い北部の町アザーズでも病院の近くが空爆を受け、国連は子どもを含む50人近くが死亡したと明らかにしました。
空爆を受けたのは反政府勢力の支配地域で、反政府側を支援するトルコ外務省は声明で、いずれもアサド政権を支援するロシアの軍用機やミサイルによる攻撃で、「明らかな戦争犯罪だ」とロシアを非難しました。
これに対しロシア大統領府のペスコフ報道官は16日、地元メディアに対し、「そのような非難は断固として受け入れることはできない」と述べ、関与を強く否定しました。
シリア情勢を巡っては、今月12日、過激派組織IS=イスラミックステートなどへの攻撃を除き、シリア全土で戦闘を停止させることで関係国が合意していますが、戦闘はこのところ激しさを増しています。
こうしたなか、ロイター通信によりますと、国連のデミストラ特使が15日に急きょダマスカス入りし、アサド政権側と会談を行うということで、戦闘の停止を働きかけるものとみられます。
しかしアサド大統領は15日、停戦は非現実的だという考えを示したほか、反政府側も攻撃を継続しており、関係国が目標とする今週中の戦闘停止の実現は困難な情勢となっています。