量産型MARCH卒のユウウツ 有名大でも「俺って言ってみれば足軽なわけじゃん」「なんかそういうの虚しくね?」
明治、青学、立教、中央、法政のいわゆる「MARCH」(マーチ)は、私立文系の中堅上位校として人気の高い大学群だ。学生数が多く、知名度も高い。大企業の学歴フィルターもクリアするため、「MARCHくらい行っておけば就職もひと安心」と考える学生も多い。
しかし、あまりよく考えずに進学して卒業し、それなりの会社に無事就職してしまうと、ふと物足りなさに駆られることもあるようだ。
MARCH卒の時点で超エリートにはなれないという指摘に「まあそうなんだけどさ」と頷きつつ、「なんでもいいけど第一人者、量産型じゃない人になりたい」と青臭く答える。
やはり会社から与えられた計画と、上司の指示に従う「その他大勢」という立場に虚しさを感じているのか。
「大手病」になっても悲劇、運よく入社できても不満というMARCH卒は、どちらに転んでも微妙な立ち位置にいるのかもしれない。