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4産油国が生産据え置き合意 価格反転するか疑問も NHKニュース

サウジアラビアなどOPEC=石油輸出国機構に加盟する3か国と非加盟のロシアの合わせて4つの産油国の石油担当の閣僚は16日、カタールの首都ドーハで会合を開き、生産量を先月の水準で据え置くことで合意しました。
サウジアラビアやロシアなどは、これまで原油生産のシェアを維持するため、増産を続けていましたが、原油価格の低迷で産油国の経済が打撃を受けるなか、価格の下落に歯止めをかける必要があるとしてOPECの枠組みを越えて生産調整に乗り出した形です。
ただ、減産には踏み込まず、実施にあたっては、経済制裁が解除され、増産を計画しているイランなど、ほかの産油国の同意が条件となっています。
17日には、イランの首都テヘランで、イランやイラクと協議が行われる予定ですが、合意を受けてイランのザンギャネ石油相が「重要なことは、イランがシェアを譲ることはないということだ」と述べるなど、各国が足並みをそろえるのは難しいという見方も強く、今回の合意が原油価格の反転につながるのか、疑問視する声が出ています。

焦点:イランに特別条件提示か、原油増産凍結で17日協議 | Reuters

サウジアラビア、ロシア、カタールベネズエラの4カ国が合意した原油生産水準の凍結が実現に漕ぎつけるかどうかは、17日のイランとの交渉が鍵を握ることになる。関係筋によると、交渉ではイランに対して特別な条件が提示される可能性がある。


4カ国は、イランなど他の主要産油国の同意が凍結の条件だと表明している。過去1年間で最も急速に生産を増やしたイラクの石油筋は、同国も国際合意には従うつもりだと述べた。


ベネズエラのデルピノ石油・鉱業相とイラクのアブドルマハディ石油相は17日にイランの首都テヘランを訪れ、ザンギャネ石油相と会談する。


イランは国際制裁で数年にわたり市場シェアを失ってきたが、1月の制裁解除を受け、今後数カ月で生産を急増させると表明してきた。


イラン政府の考え方に詳しい筋はロイターに対し「過去数年間、高水準の生産を続けてきた各国と、我が国の状況は完全に異なる」と述べた。


イランの通信社によると、ザンギャネ石油相は16日、「彼らのポイントが何なのか、協議し、点検する必要がある。重要なのは、第1に市場が供給過剰状態にあること、第2にイランは生産枠を看過しないだろうということだ」と述べた。


昨年12月の石油輸出国機構(OPEC)会合ではザンギャネ石油相が、生産量が制裁前の水準に戻るまでは生産抑制計画に同意しないと述べ、物別れに終わっている。


ただ、OPECの協議に近いイラン以外の関係筋2人がロイターに語ったところでは、イランは生産量凍結案の一環として特別な条件を提示される可能性がある。このうち1人は「イランは市場に戻ったところであり、特別なチャンスを与えられる必要があるが、それには何らかの計算を要する」と述べた。


2人は、特別な条件の詳しい内容については明らかにしなかった。技術的には、イランにのみ限定的な増産を認めたり、将来の増産幅を石油価格の上昇とリンクさせるといった案が考えられる。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160216#1455619549

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