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“政府軍が攻撃”シリア反政府勢力 国連に対応求める NHKニュース

内戦が続くシリアでは、27日からアサド政権と反政府勢力の間で停戦が発効し、国連は、停戦が守られているか24時間態勢で監視を続けています。
反政府勢力は28日、北部のアレッポ県のほか中部のホムス県やハマ県などで、政府軍がロシアの支援を受けて空爆や砲撃を続けているとして、停戦が守られていない証拠だとする映像をインターネット上に公開して非難しています。
また、反政府勢力の政治部門「シリア国民連合」は、27日だけでも、反政府勢力が支配下に置く地域少なくとも15か所に対し、政府軍が爆撃を行ったとして、国連に対応を求めています。
政府軍が、停戦の枠組みから外されている「テロ組織」との戦いを掲げて戦闘を続けている可能性がありますが、反政府勢力側の不信感が高まって、停戦の維持を前提に来月7日に目指している和平協議の再開にも影響を及ぼすおそれが出ています。
一方、停戦が発効したあとも、隣国に向けて町を脱出する人たちが相次いでいて、シリア北部で活動している支援団体によりますと、トルコとの国境近くの支援拠点だけでも、停戦前と同じ水準の1日当たりおよそ100家族が避難してきているということです。市民の間では、停戦が破られ、本格的な戦闘が再燃する不安が消えていないことがうかがえます。

ロシア軍は28日、シリアでの停戦状況に関する情報を発表し、停戦発効後の27日に首都ダマスカスの住宅街が砲撃を受けて、住民2人が死亡、8人がけがをしたと明らかにしました。砲撃は、アメリカ側に停戦の受け入れを通告した反政府勢力の支配地域から行われ、これに対して、ロシアと連携するアサド政権は反撃しなかったとしています。
また、シリア北西部のラタキア県では、反政府勢力の支配地域から、国際テロ組織アルカイダ系の「ヌスラ戦線」が砲撃を行い、政権側の義勇兵や住民の間で多数の死傷者が出たとしています。
このほか北部のラッカ県では、隣接するトルコからおよそ100人の武装グループがシリア領内に侵入して、クルド人勢力との間で戦闘になったということです。
ロシア軍は、全体として停戦は守られているとしながらも、反政府勢力に対し、停戦合意を順守するよう求めるとしています。

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