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「チバニアン」なるか 約77万年前の地層を文科相が視察 NHKニュース

視察が行われたのは千葉県市原市の養老川沿いにある、およそ77万年前の地層です。
この地層や周辺を詳しく調べたところ、地球の磁場、つまり「N極」と「S極」が今とは逆だったことが分かり、地球の歴史をひもとくうえで極めて大きな手がかりとなる重要な地層であることが分かりました。
この地層が示す時代について、世界の地質学者で作る「国際地質科学連合」は「国際標準地」を定めたうえで、時代の名前を決める方針で早ければ、ことし12月にも開く国際会議で、市原市の地層と、ほぼ同じ時代を示すイタリアの2か所の地層の合わせて3か所の候補地の中から1か所を選ぶことにしています。
この会議で市原市の地層が選ばれれば、地球の歴史の一時代に、ラテン語で「千葉時代」を意味する「チバニアン」という名前が付けられることになり、研究者などの間で期待が高まっています。
視察を終えた馳大臣は「『チバニアン』という名前が付けば、子どもたちにとっても地球の理解を深められるよいきっかけになるので、ぜひ、実現するように研究者には頑張ってもらいたい」と選定に向けて期待感を示しました。
この地層を研究している国立極地研究所の菅沼悠介助教は「ライバルのイタリアに負けないよう地層の分析をしっかりと進めたい」と話していました。