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上田正昭さんは兵庫県出身で京都大学歴史学を学び、高校の教諭を務めたあと京都大学の教授や島根県にある古代出雲歴史博物館の名誉館長などを歴任しました。
東アジアや世界との関わりのなかで日本の古代国家の政治や宗教を分析し、幅広い視野で日本の古代史研究を長年にわたってリードしてきました。また、国際的な人権問題や被差別部落の問題にも取り組み、京都市にある世界人権問題研究センターの設立にも尽力しました。
こうした業績が認められ、平成15年には勲2等瑞宝章を受章したほか、平成21年には日本と朝鮮半島の歴史に関する研究で韓国政府から勲章を贈られました。
上田さんは12日も京都府亀岡市で行われた式典に出席していましたが、その後体調が急変し、13日午前8時前、病気のため88歳で亡くなりました。