グリーンスパン元米連邦準備制度理事会(FRB)議長は米国のインフレ再来を経済にとっての問題として捉えていると発言、それに関して警戒を強める必要があると述べた。
2月の米消費者物価指数(CPI)は食品とエネルギーを除くコア指数が2カ月連続で予想以上に上昇。原油価格の下落やドルの上昇が一巡後、物価圧力が戻ってきた可能性を示唆した。
グリーンスパン氏は17日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「CPIは理想的な統計ではない。コアCPIでさえも使用するのに理想的ではない。しかし、インフレの問題が戻ってくるのを目にすることになると考えている」と述べた。
インフレ懸念が深まるべきかと問われると、「非常にその通りだ」とグリーンスパン氏は答えた。
原題:Greenspan Sees U.S. Inflation Re-Emerging as Key Economy Concern(抜粋)