米大統領選の共和党候補指名争いでトップを走る不動産王ドナルド・トランプ氏は21日、ワシントン・ポスト紙とのインタビューで、自身の外交政策アドバイザーに関するリストの一端を明らかにした。
同紙によると、アドバイザーチームには、テロリズムの専門家ワリド・ファレス氏、エネルギー業界の幹部カーター・ペイジ氏、エネルギー問題を専門とする弁護士ジョージ・パパドプロス氏、元国防総省監察総監のジョー・シュミッツ氏、元陸軍中将のキース・ケロッグ氏が含まれている。
トランプ氏は近いうちにチームの人員を増やすと明らかにした。先月にトランプ氏支持を表明した共和党のジェフ・セッションズ上院議員(アラバマ州選出)がチームを率いている。
トランプ氏が名前を挙げたアドバイザーの大半は学界や専門家の間ではあまり知られていない。
ファレス氏はロイターに対し、18日にトランプ氏への助言を開始したと明らかにした。以前は2012年大統領選で共和党候補ミット・ロムニー氏の安全保障問題アドバイザーを務めていたという。ロムニー氏はこれまで、トランプ氏を厳しく批判している。
ファレス氏は電子メールで、昨年以降はトランプ氏と直接会ったことはないと明らかにした。
トランプ氏が挙げたその他のアドバイザーからは今のところコメントを得られていない。
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米大統領選の共和党候補指名争いでトップを走る不動産王ドナルド・トランプ氏は21日、11月の本選で勝利すれば米国とイスラエルの強固な同盟を追求すると公約した。
また、国連が自らの意思をイスラエルに押し付けようとすれば抵抗すると述べた。
同氏は米イスラエル広報委員会(AIPAC)向けの演説で、イスラエルとパレスチナの交渉ではイスラエル側に立つと表明。「パレスチナは米国とイスラエルの結束が壊れることはないということを知った上で交渉の席に着かなければならない」と述べた。
また「イスラエルはユダヤ人の国家であり、永遠にユダヤ人国家として存在することを受け入れるつもりで交渉の席に着かなければならない」とも指摘した。
トランプ氏はこれとは別にCNNとのインタビューで、米国は北大西洋条約機構(NATO)向けの支出を削減すべきとの考えを示したほか、在イスラエル米国大使館をエルサレムに移転すると述べた。
キューバとの関係については、大統領に選出されても経済・外交関係の正常化を継続するだろうとした。