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 中央公論新社は28日、物理学者木下是雄さんの「理科系の作文技術」(中公新書)が、発行部数100万部を突破したと明らかにした。1981年9月の初版刊行から、ことし3月までの35年間で80回増刷されるロングセラーとなった。


 木下さんは学習院大学長などを歴任し、2014年に死去。同書は、理系の研究者や学生向けに論文やリポートの書き方を指南する内容で、各地の大学生協などで売れているという。同社の担当者は「分かりやすい文章が書けるため、文系の学生やビジネスマンにも人気で、ずっと売れ続けてきた」と話す。