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シリア政府軍 ISからパルミラ遺跡奪還 | NHKニュース

シリア政府軍は27日、国営テレビを通じて声明を出し、ISに支配されてきたシリア中部のパルミラから、ISの戦闘員を撃退し、世界遺産に登録されているパルミラ遺跡を含む全域を奪還したと発表しました。
シリア国営通信によりますと、パルミラ遺跡を代表し、いずれも古代ローマ時代に建てられた2つの神殿と凱旋門(がいせんもん)、それに墓などは、修復が不可能なほど破壊されているということです。
遺跡を管轄するシリア文化財博物館総局のアブドルカリム総裁は、被害が軽い遺跡については修復し、それが難しい遺跡については、新たに建て直して復元する方針を明らかにしました。
このため、今後、数日以内に現地に専門家を派遣して被害状況を調査したうえで、ユネスコ=国連教育科学文化機関などの協力を得ながら、ことし中に作業を終わらせることを目指すとしています。
パルミラシルクロードの交易で栄えた古代ローマ時代の都市で、去年5月に一帯を制圧したISが、イスラム教の極端な解釈に基づいて遺跡を次々に破壊し、世界有数の貴重な文化遺産が危機にひんしていました。

シリア国営テレビによりますと、ISからパルミラを奪還したことを受けて、アサド大統領は「パルミラの解放は、テロとの戦いにおける戦略の成功を示している」と述べ、成果を強調しました。
シリアでは先月から政府軍と反政府勢力の間でおおむね停戦状態が続いていますが、ISなどは停戦の対象外となっていて、政府軍はロシア軍の空爆の支援を受けてパルミラの攻略を進めていました。
パルミラは軍事的にも東西を結ぶ戦略上の要衝で、政府軍はパルミラを足がかりに、ISが今も広い地域を支配する東部のデリゾール県や北部のラッカ県などの奪還につなげたいとしています。

シリアの政府軍が中部の世界遺産都市パルミラを奪還したことを受けて、ロシアのプーチン大統領は27日、アサド大統領と電話会談して、今後も過激派組織IS=イスラミックステートなどテロ組織に対する作戦への支援を続ける方針を伝えました。
ロシア大統領府のペスコフ報道官によりますと、プーチン大統領パルミラの奪還についてアサド大統領に祝意を伝え、「ロシア軍の主力の航空部隊は撤退したものの、今後も残っている部隊がテロ組織が制圧した地域の奪還に向けて支援を続ける」と述べたということです。
これに対して、アサド大統領は「ロシアの支援がなければパルミラは奪還できなかった」と述べ、ロシア軍による支援を高く評価したとしています。
このほか、プーチン大統領ユネスコ=国連教育科学文化機関のボコバ事務局長とも電話会談し、ロシアがシリア軍と共に世界遺産パルミラ遺跡を奪還したと報告するとともに、遺跡の被害の調査や復元に向けて協力する姿勢を示しました。
ロシア国営メディアも、連日、パルミラ奪還作戦について大きく伝えており、国内外にISとの戦いでのロシアの役割の重要性を強くアピールしています。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160327#1459075077