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「ゆとり若手」が隠し持つ「新しいハングリー精神」に火をつける|最高のリーダーは何もしない:内向型人間が最強のチームをつくる!|ダイヤモンド・オンライン

代表取締役社長・宮本彰さんは「10個のうち9個ぐらいは失敗商品になる。当たった1個で、9個の失敗の損を取り戻して、お釣りが出るくらいでいい」という考え方を持っています。だからこそ宮本さんは、マーケティング調査というものについて懐疑的です。


「新商品は出してみないとわからない。私はマーケティング調査がいちばん嫌いです。マーケティング調査はお金と時間がかかるし、すごく無駄が多いんです。そんなことをやるより、まず商品を出してしまって3ヵ月もすれば、売れる売れないというのはわかりますよ」


宮本さんがこの「とりあえず出す」という発想を大切にしているのは、何が売れるかわからないからだけではありません。失敗によって、社員たちの学びの機会も得られるからです。


売れなかった商品については、「なぜ売れなかったのか」を話し合い、お客様の意見をみんなで分析しながら、「こうすれば売れたかもしれない」と仮説を立て直したりしているそうです。


「売れなかったらやめてしまえばいいわけです。当然やめれば損が出ますが、そこから『なぜ売れなかったか』ということを学べます。そういう経験を積み重ねていくと、ヒット商品につながっていくはずなのです。マーケティング調査をして、出す商品を絞ってしまうと、何も勉強になりません。

第2次世界大戦直後の若者たちが生きた日本には、モノやお金が足りていませんでした。モノやお金にハングリーとなった若者たちは、「物質的な豊かさ」のために、一生懸命働きました。そうした先輩方の努力のおかげで、日本はモノやお金には困らない豊かな国になれたのです。


一方、いまの社会に足りないものは「人と人のつながり」「助け合い」です。若者たちは、目に見えるモノやお金ではなく、人と人とのつながりといった「精神的な豊かさ」に対してハングリーになっているのです。

仕事の「成果」についても同じです。


「ノルマを達成すれば給料が上がる」と言われても、いまの若者たちは頑張れません。「なぜそのノルマを達成する必要があるのか?」「そのノルマ達成は、どんな他者への幸せにつながっているのか?」―それを納得しなければ、積極的に動けないのです。


これからのリーダーが語るべき「成果」とは、売上・利益や昇進・昇給ではなく、仕事の先にある「社会への貢献」です。つまり、仕事というものが、上司から与えられるものではなく、他者に貢献するためのものへ、「会社のためにやらされること」から「社会に対して関わること」へと変わってきたとも言えるでしょう。


こうした働き方を含めた価値観の大きな変化は、日本だけではなく、世界中で起こりつつあります。

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