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シリア情勢を巡ってアメリカとロシアは先週、現在の停戦を継続させたうえで、ことし8月までに政権移行の枠組みを作り、憲法の草案の策定を目指すことなどで一致しました。
これについてアサド大統領は、ロシアの国営メディアとのインタビューで、「新しい憲法を作るまでの間の移行期間は反政府側と中立勢力、それに政権側の3つの勢力で構成される政府ができるべきだ」と述べ、反政府側など幅広い勢力を取り込んだ新たな政府を作ることに柔軟な姿勢を示しました。
一方で、退陣を受け入れるかどうかなど、みずからの進退については言及しなかったうえ、「反政府勢力にはテロ組織も含まれていて、統一した形ではない。統一した代表ができれば、われわれは憲法について協議できる」と述べ、穏健派から過激派までさまざまな組織が含まれている今のままの反政府勢力では交渉相手にならないとして強くけん制しました。
シリアの和平協議は、アサド政権と反政府勢力の間で政権移行などを議題に来月9日以降に再開することになっていますが、協議の行方は依然、不透明です。