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がんばっているのに成果が出ない|ゴールドラット博士が 『ザ・ゴール2』に込めた思い|ダイヤモンド・オンライン

「思考プロセス」のユニークさは、何といってもつなげて考えること。さまざまな問題の症状を別々に分けて扱うのではなく、それらは何らかのコアの問題から発生していると考えます。そのコアの問題を解決すれば、一見別々に見えるさまざまな問題全体の症状が一網打尽に解消するという、全体最適の問題解決アプローチをとっています。

「思考プロセス」には、次のようなツールがあります。


 ・対立を解消し、双方の思いを両立する解決策を編み出す「クラウド
 ・複雑に見える問題をスッキリ整理し、コアの問題を見つけ出す「現状ツリー」
 ・明るい未来をどう創造するか考える「未来現実ツリー」
 ・目標を達成するための手順を確認する「移行ツリー」
 ・これからやる行動で引き起こされるかもしれない副作用をあらかじめ解消する「ネガティブブランチ」
 ・目標を達成するための障害を活用して、中間目標を見つける「前提条件ツリー」

「思考プロセス」を学ぶと、「部分最適ではダメで、全体最適の解決策のほうがより効果的である」とか、「対症療法ではダメで、根本問題を解消しない問題は解決しない」など、考えてみれば当たり前のことに気づかされます。

 私たちの日常の中でも、同じようなことを経験するがあるかもしれません。例えば、「複雑さに対する恐れ」から、複雑に見えるものごとをとりあえず分解して理解しようとしてしまいがちになり、結果的に本当はつながりがあるのに、あたかもつながりがないかのように活動して、つい部分最適の行動をしてしまうことはないでしょうか。


「未知に対する恐れ」から、不確実性に対処しようと、つい綿密な計画を立てることに熱心に取り組むあまり、本当は不確実なのにあたかも確実なように計画を立てるという過ちを犯してしまい、結果的に破たんしてしまうことはないでしょうか?


「対立に対する恐れ」から、周囲との和を乱したくないとうい思いで、つい妥協してしまい、本当に対立があるのに、あたかも対立がないかのごとくふるまい、臭いものにフタをしてしまうようなことはないでしょうか?


 根底にある対立は、フタをしたところで決してなくならないのは明らかです。根本問題を解消しない限り、フタの下にある対立や、それによって引き起こされるストレスは、むしろどんどん大きくなっていくかもしれません。そして、いつか大きな問題となって、暴発することもあるかもしれません。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160407#1460025470
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160404#1459766629
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160404#1459766633(思考の三原則)