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ウクライナのヤツェニューク首相は、10日に放送された地元テレビ局とのインタビューの中で、「首相を辞任することを決めた」と述べ、12日に議会に辞表を提出すると表明しました。そのうえで、「政治家たちは1人の人間を交代させることに目がくらみ、改革への意志を失った」と述べ、議会が辞任の圧力を強めてきたとして非難しました。
ヤツェニューク首相は、おととし2月にロシア寄りの政権が崩壊したあと、親欧米路線の5つの政党からなる連立政権の首相に就任し、ポロシェンコ大統領を支えてきました。しかし、汚職対策の遅れなどから国民の不満が高まり、最新の世論調査では、ヤツェニューク首相が率いる政党の支持率は、1%以下まで落ち込み、議会でも批判が強まっていました。議会で、ことし2月に、ヤツェニューク内閣への不信任案が提出された際には、与党議員の一部が賛成に回ったほか、与党2党が相次いで連立を離脱するなど、親欧米政党の足並みの乱れが浮き彫りとなっています。