文書によると、サウジ情報機関トップを務め、米上院の委員会で「中央情報局(CIA)にとって中東で最も大切な連絡者」と呼ばれたこともあるカマル・アドハム氏は同事務所を使いパナマに法人を設立した。
スペインの情報員として1980年代に活動、バスク地方分離独立を求める非合法組織に接近して発信器を仕込んだミサイルを提供していたことなどが知られているフランシスコ・サンチェス氏も、活動をやめた後、回避地の英領バージン諸島に登録された7法人で役員を務めていた。
パナマ文書の日本人編が届いた。400人に上るというが大企業の名も沢山ある。犯人探しではないが、そんな目で見れば奇妙に思える。え…僕の先輩の名前だ…同一人物かな…節税対策に熱心人だったし、実際そうすべき必要があるほどの年収だった彼。違法性はないが世界的な反パナマ運動はどう広がるのか
— 松藤民輔 (@tamimatsufuji) 2016年4月12日
スイスのメディアなどによりますと、スイスの検察当局は先週、文書から、この法律事務所が設立した企業のオーナーがイタリアの画家モディリアーニの作品を実質的に所有し、ジュネーブの倉庫に保管していることを突き止めて押収したということです。
押収された作品は少なくとも2500万ドル(およそ27億円)の価値があるとみられ、1996年にロンドンで競売にかけられて落札されましたが、その後、所有者や行方が分からなくなっていました。
検察当局は、美術品を巡る不透明な資金の流れの解明を進めています。