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#米大統領選 #トランプ #ヒラリー


アメリカのフェイスブックは12日、新たな製品や技術を披露するイベントをサンフランシスコで開きました。
この中でザッカーバーグCEOが講演を行い、大統領選挙に向けて共和党から立候補しているトランプ氏を念頭に、「国境に壁を作れとか、移民の受け入れに慎重になれといった恐ろしいことばを聞くようになった」と述べ、批判しました。
そのうえで「人々や国家がどんどん内向きになり、世界をネットでつなげて1つの社会にしようという考えとは逆の方向へ向かっている」と述べ、移民政策などを巡って、差別的な発言を繰り返すトランプ氏が支持を集めている現状に危機感を示しました。
フェイスブックを含む多くのIT企業が本社を置く、カリフォルニア州シリコンバレーはインドなど外国からの移民の技術者が多いため、トランプ氏への警戒感が強く、ほかにもヒューレット・パッカードのメグ・ホイットマンCEOがトランプ氏を痛烈に批判しています。
アメリカでは、今月19日にニューヨーク州で行われる予備選挙に向けて候補者選びの激しい争いが続いており、経済界からの発言も活発になっています。


ことし11月のアメリカ大統領選挙に向けた共和党の候補者選びでは、トランプ氏が代議員の数でトップを維持していますが、主流派はトランプ氏の指名獲得を阻止しようとしています。
こうしたなか、有力者のライアン下院議長は12日、記者会見し「立候補していない人が最終的に選ばれるといううわさが広がっている。私は選挙戦に出るつもりがないし、仮に指名されても受け入れるつもりはない」と述べました。
共和党内では、主流派が7月の党大会で決選投票に持ち込み、4年前の大統領選挙の副大統領候補で、今回の候補者選びに立候補していないライアン氏を最終的に選ぼうとしているという臆測が出ていますが、ライアン氏の発言はこれを否定したものです。
ライアン氏は4年後の大統領選挙に立候補する可能性も取り沙汰されている一方、去年、下院議長に就任した際、主流派からの打診を断った末に受け入れたいきさつもあります。
共和党の候補者選びを巡っては、中西部ミズーリ州で行われた予備選挙でトランプ氏の勝利が確定したほか、西部コロラド州で行われた党員集会ではトランプ氏を追うクルーズ上院議員が勝利を宣言するなど、異例の混戦となっています。