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FRBは13日、全米に12ある地区連銀が企業などに行った聞き取り調査を基に、2月下旬から先月末にかけてのアメリカの最新の経済情勢を公表しました。
それによりますと、個人消費は大半の地区で拡大し、株式市場が不安定な動きを続けたなかでも小売店の間には総じて楽観的な見方が広がっていたとしています。また、雇用もほとんどで拡大し、賃金の上昇や製造業の一部には人手不足も見られるようになったと報告し、FRBは、アメリカの景気について緩やかな「拡大が続いた」と判断しました。
一方、原油安の打撃を受けたシェールオイル開発企業などで操業の停止や人員削減の動きが続きましたが、値下がりが収まるにつれ、落ち込んだ石油生産に下げ止まりの兆しも出てきたということです。
FRBは、この報告を基に今月下旬に金融政策を決める次の会合を開きますが、景気改善をさらに見極めるため、追加の利上げは見送られるという見方が強くなっています。

米経済の拡大継続、一部で賃金上昇加速=地区連銀報告 | ロイター

米連邦準備理事会(FRB)が13日公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)は、2月下旬から4月上旬にかけて米経済活動が引き続き拡大し、低い失業率が賃金上昇につながっているようだとの認識を示した。


12地区中11地区で賃金が上がった。いくつかの地区は賃金の上昇圧力が強まっている兆しがあると報告した。


FRBは今年の利上げに慎重に臨む姿勢を示している。米国が世界経済の減速のほか、ドル高や長引く原油安がもたらすリスクを乗り切ったか見極めたいと考えている。


賃金上昇圧力の緩慢さは物価も抑制している。インフレ率はFRBが目標とする2%を下回って推移している。


今回のベージュブックは、米経済の見通しに対する楽観論と警戒感の両方に根拠を与える内容となった。個人消費支出は大半の地区で緩慢な伸びにとどまったが、設備投資は総じて拡大した。ただ、生産能力の拡大投資の報告はそう多くはなかった。


製造業の活動は大半の地区で拡大したが、今後の成長に対する期待はまちまちだった。雇用に関して一つ明るい材料となったのが医療部門だった。同部門ではいくつもの地区で底堅く雇用が伸びた。


ボストンとクリーブランドセントルイスの各地区は、情報技術(IT)サービスと高い技能を必要とする建設業や製造業の職種で「相当な」賃金の増加があったと報告した。


フィラデルフィア地区は、企業が「より質の高い労働者を呼び込むために初任給を上げた」とした。シカゴ地区では、より多くの調査先が高い技能を必要としない非熟練者向けの賃金を増やしたという。


複数の地区が、一部の職種において高い技能を必要とする職種以外でも採用に苦労したと報告した。これらの職種には、ボストン地区の小売りやクリーブランドリッチモンドアトランタ、サンフランシスコの各地区の建設が含まれる。


次回の連邦公開市場委員会(FOMC)は4月26─27日の日程で開かれる。FRBは昨年12月には政策金利をゼロ近辺から0.25%ポイント引き上げたが、今年3月の前回会合では今年の利上げ見通しのペースを緩めている。FOMCメンバーは全体として、今年の利上げ回数を2回と想定している。


今回のベージュブックは、シカゴ連銀が4月7日までに入手した情報に基づいてまとめた。

#FRB

米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長は、大きな間違いを犯す危険を回避するため、金融政策運営に際し慎重なアプローチを選好するとの見解を示した。


13日発表された米誌「タイム」とのインタビューで、イエレン議長は「FRBは極めて不透明な状況において金融政策運営を行う必要がある」とし、「こうした状況下では、大きな間違いを特定しかつ回避するためのリスク管理の手法を講じることが理にかなっており、私が慎重なアプローチを選好する理由のひとつだ」と語った。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160413#1460543974

#イエレン