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アングル:機密のベールを脱いだ北朝鮮の核開発プログラム | ロイター

最近まで北朝鮮の武器計画についての情報は入手することが困難だった。外国政府や専門家はこれまで、衛星写真や核実験後に収集された極微量の原子の粒子、さらには長距離ロケットの発射後に回収された部品と材料の残骸に頼ってきた。


しかし、もはやそれらは必要ない。わずか1カ月余り前、北朝鮮は色鮮やかな写真付きで、核弾頭を搭載した大陸間弾道ミサイルICBM)開発に向けた急ピッチな試みを示す、各種の実験や他の活動についての記事を公表した。


こうした情報開示の理由について、多くのアナリストは、北朝鮮が自身の核開発能力について世界と自国民に理解させることが、核能力自体よりも重要だと思っているとみている。それにもかかわらず、孤立する北朝鮮の真の能力と意図は依然として不明だ。

「この開放性は、根本的な戦略が軍事的なものであると同時に外交的なものであることを意味している」

北朝鮮の国営メディアは9日、新型ICBMエンジンの燃焼実験に成功したと報じた。公開された写真を専門家が分析したところ、旧ソ連の中距離弾道ミサイル「R-27」の2つのエンジンが束ねられ、2カ所から排気プルーム(煙)を噴出していた。

一部のアナリストは、周到に準備された方法で武器実験が行われているようにみえること自体、厳格な技術試験というよりも、政治的な駆け引きを示していると指摘する。