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シリアの議会選挙は、議員の任期満了に伴うものだとして、アサド政権が13日に実施し、過激派組織IS=イスラミックステートや反政府勢力が制圧した地域を除く政権側の支配地域で投票が行われました。
シリアの選挙管理委員会の発表によりますと、開票の結果、アサド政権の与党バース党を中心とする政治連合の候補者200人余りが全員当選し、250の議席の8割以上を占めました。そのほかの独立系の当選者も大半が政権の支持者で、これまでの選挙と同様、アサド大統領を支持する勢力が圧勝しました。


シリア情勢を巡っては、政権側と反政府勢力側の和平協議が先週、スイスのジュネーブで再開され、反政府勢力側は、内戦の終結に向けた政権移行の前提としてアサド大統領の退陣を要求しています。
これに対し、アサド大統領は、議会選挙の結果を受けて国民の信任を得たとアピールし、退陣を拒否する姿勢を一段と強めていくとみられ、和平協議は難航することが予想されます。