イスラエルの有力紙「イェディオト・アハロノト」は22日、シリアに駐留するロシア軍が、イスラエルの軍用機に対し少なくとも2回発砲したと報じた。
情報源は明らかにしていない。また、発砲の日時や場所、イスラエル軍機に命中したかどうかも明らかではない。
これとは別に、イスラエルのチャンネル10テレビは、ロシアの戦闘機が先週、シリア沖の地中海上空でイスラエルの戦闘機に接近したと報じた。両機の間に交信はなかったという。
イスラエル軍の報道官はコメントを控えた。イスラエル首相官邸および在イスラエルのロシア大使館からも返答はなかった。
イスラエルは敵対するレバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラへの武器提供を阻止するため、再三にわたりシリアで空爆を行っているが、駐留ロシア軍との偶発的衝突回避に向け、ロシア政府との間でホットラインを開設する方針。