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ドイツのハノーバーを訪れているオバマ大統領は24日、メルケル首相と会談しました。
会談後の共同記者会見で、オバマ大統領は、シリアで政府軍と反政府勢力の双方が攻撃を再び活発化させていることについて、「深く懸念している。政治的な政権移行を進めることが唯一の解決策だ」と述べ、停戦の枠組みが崩壊する危険性に懸念を示し、内戦の終結に向けて政治的な取り組みの必要性を強調しました。
また、メルケル首相がシリアなどからの難民や移民の受け入れに寛容な政策をとってきたことで、国内で強い批判も浴びていることについて、「メルケル首相は後に正しかったと評価されるだろう」と述べ、支持しました。
一方でオバマ大統領は、シリア国内に住民を保護する「安全地帯」を設ける案を、シリアの隣国トルコが主張していることについては、「どうやって実行するのか、誰がシリアに多くの地上部隊を送り込むのかが課題だ」と述べ、実現は困難だという認識を示しました。
オバマ大統領は、一連の歴訪の最終日となる25日には、演説を行うほか、ドイツ、イギリス、フランス、そしてイタリアの合わせて5か国による首脳会合を行い、テロ対策などについて協議することにしています。