日本映画をつまらなくしている3つの元凶|新聞・週刊誌「三面記事」を読み解く|ダイヤモンド・オンライン
〈俺みたいな映画好き素人からすれば、あなたのような考え方の人がいるから日本映画はつまらないと思われるんじゃないかと思いました〉
〈言ってしまえば身内受け映画をプライドの高そうな大人が的外れな擁護をしているように見え、作品を語るのに味噌汁は違うんじゃないのとの指摘に超長文で自己弁護するサマ……、すごくダセェなと思います。とても安っぽい行為で、作品の価値を貶めてるので黙ってたほうが良いです〉
日本映画がつまらなくなったのは、次の3点が原因じゃないだろうか。
(1)制作会社とスタッフの力不足、勉強不足
(2)俳優のやっつけ仕事
(3)批評家不在のなあなあ社会
そして、日本にはヨイショを特技とする“御用達映画評論家”は数多くいるが、真の批評家は一人もいない。
だから、芸能記者さんや芸能リポーターが俳優のスキャンダルを報じることはないし、スポーツ新聞が球団の不祥事をスクープすることもありません。
この映画をつまらない、駄作だ、顔を洗って出直してこい、と言える芸能記者、映画評論家が日本にはいないから、映画会社も制作スタッフも出演の俳優も、批判される悔しさを味わうことがない=緊張感や危機感が芽生えず、逆にどんな駄作を撮っても平気になる。
監督や演出家が役者にやり直しを命じられず、役者もやっつけ仕事で棒読み大根芝居を演じ、そうしてできあがった駄作を評論家がヨイショするものだから、日本映画はつまらなくなってしまったのかもしれない。でも、誰ひとりとしてその負の連鎖を断ち切ることができず、その勇気もない。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160429#1461926628
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160426#1461667262