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ご三家も業績悪化 自動車だけじゃない三菱ブランドの落日 | 日刊ゲンダイDIGITAL

 三菱自動車の燃費不正で三菱ブランドは大きく傷ついた。2004年に発覚した三菱自リコール隠しでは、ご三家(三菱重工三菱商事三菱東京UFJ銀行)が中心となって必死にブランドを守ったが、今回は様子が異なる。救いの手を差し伸べるグループ会社が見えてこないのだ。


「グループ首脳は、三菱自の変わらない隠蔽体質にあきれ返っています。でも、それだけではありません。ご三家はどこも業績悪化に苦しんでいます。本音では『救って欲しいのはこっちだよ』と思っているでしょう」(市場関係者)

三菱自の04年リコール隠しでは、金曜会が重要な役割を果たし、ご三家を中心に約5400億円の支援が決まりました。ただ現在は、三菱重工が大型客船事業でつまずき、16年3月期に508億円の特別損失を計上した。三菱商事は資源ビジネスの失敗で最終赤字に転落です。そこに三菱自の燃費不正が追い打ちをかけた。三菱グループの苦戦が目立ちます」(株式評論家の倉多慎之助氏)


 三菱東京UFJ銀行も、マイナス金利が経営を直撃している。“最強財閥”といわれる三菱に異変が起きているのだ。「三菱重工の売上高はグループで6番目です。トップはエネオスのJXホールディングス。ご三家の立場は微妙に変化しているかもしれません」(経済ジャーナリストの真保紀一郎氏)

 2位以下は三菱商事、三菱UFJフィナンシャル・グループ、東京海上ホールディングス三菱電機と続く(別表参照)。

三菱グループはかつて保守的といわれた。ところが、最近はかなりアグレッシブになっています。三菱重工は、小型旅客機MRJを手掛け、客船事業へも進出した。三菱商事の資源ビジネスの積極展開もそうでしょう。ただ、現状を見る限り積極策はうまくいっていません」(真保紀一郎氏)

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