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アメリカのケリー国務長官は2日、訪問先のスイスのジュネーブでシリアの和平協議を仲介する国連のデミストラ特使と会談したあと記者団の取材に応じました。
このなかでケリー長官は、戦闘が再燃しているシリア北部のアレッポで多くの市民が犠牲になっていることについて、「政権側と反政府勢力側ともに混乱の原因となっている」と述べて双方を非難しました。
そのうえで、戦闘の激化を防ぎシリア全土で停戦を実現させるため停戦の監視態勢を強化することでロシアと合意したことを明らかにしました。具体的には、ジュネーブの国連ヨーロッパ本部でシリアの停戦を常時監視する要員を増やすとしています。
さらにケリー長官は「アメリカなど関係国はシリアの反政府勢力に対して、またロシアとイランはアサド政権に対してそれぞれ停戦を守るよう働きかける責務がある」と述べ、各国にも協力を呼びかけました。
一方、デミストラ特使は3日にロシアのラブロフ外相と会談して停戦への協力を求める方針を明らかにし、こうした一連の働きかけによって戦闘の鎮静化につながるかどうかが焦点となっています。

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