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アメリカ大統領選挙に向けた候補者選びは共和党ではトランプ氏が指名を獲得することが確実となりましたが、党主流派の有力政治家が相次いで支持しない姿勢を示すなど対立が深刻化しています。これを受け12日、トランプ氏と党大会の議長役をつとめる共和党のライアン下院議長が首都ワシントンで会談し、共同声明を発表しました。
声明では「我々にはいくつかの違いがある一方、多くの重要な分野で共通点がある」として党の結束と大統領選挙での勝利に向け協力して取り組んでいくことで一致したとしていて、会談のあと会見したライアン下院議長は「党の結束に向け非常に前向きで生産的な対話をした」と述べました。ただ、ライアン下院議長は党内の対立を収束させ融和をはかっていくには時間がかかるという見通しを示したうえで、自身がトランプ氏を支持するかどうかは明らかにしませんでした。
トランプ氏とライアン下院議長は今後も議論を続けていくとしており、共和党内の融和に向け今後、双方の政策面での隔たりをどこまで埋められるかが1つの焦点になりそうです。

アメリカの有力紙ワシントン・ポスト論説委員、ダナ・ミルバンクさんは、去年10月に執筆したコラムで「偏狭で女性蔑視の発言を繰り返すトランプ氏を共和党有権者が選ぶはずがない」と批判したうえでトランプ氏が指名を獲得することになれば、コラムが掲載された紙面を食べると宣言しました。英語では、前言を撤回することを「前言を食べる」と表現します。
今月、トランプ氏が共和党の指名獲得を確実にしたことを受け、ミルバンク氏は12日、ワシントンのレストランが用意した新聞紙を材料にした特製のコース料理を食べる姿をインターネットで公開しました。
料理は、刻んだ新聞紙をまぶしたタコスや、新聞紙で包んで揚げた白身魚のフライなどで、苦笑いを浮かべながら食事を楽しんだミルバンクさんは「新聞紙は頑張ってもなかなか飲み込めないが、トランプ氏の言動はもっと飲み込めない」と話していました。

ジェイムズ・ベイカー元米国務長官は12日、上院外交委員会で証言し、米大統領選の共和党候補指名をほぼ確実にしたドナルド・トランプ氏が掲げる外交政策は世界情勢を一層不安定にするとの見解を示した。


トランプ氏はこれまでに、日本と韓国が自国の防衛のため核兵器保有を検討すべきとの考えを示しているほか、米国の北大西洋条約機構NATO)との関係見直しを示唆している。


同委員会メンバーで、大統領選の共和候補指名争いから撤退したマルコ・ルビオ議員はトランプ氏の名前に言及しなかったものの、こうした外交政策についてベイカー氏の見解を求めた。


これに対し、ベイカー氏はNATOの力が弱まる、もしくは核兵器保有国がこれまでに以上に増加することになれば、世界は「より不安定な状態となるだろう」と回答。「われわれは現在多くの問題を抱えているが、実際にこうした状況に陥れば、これまで以上に膨大な問題に直面することになる」と語った。


さらに「私見では、核兵器保有国の数が増えれば、世界の不安定性は一段と高まる」とした。


同氏はレーガン政権で財務長官を、ブッシュ政権(第41代)で国務長官を務めた。

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