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熊本地震1か月 非常に強い長周期地震動を観測 | NHKニュース

長周期地震動は、大地震や巨大地震の際に発生する周期が2秒を超える大きくゆっくりとした揺れです。超高層の建物や石油タンクなどでは地震そのものの揺れと、建物などの揺れとが共振して、揺れが大きくなる特徴があります。
5年前の巨大地震では、東京や大阪でも長周期地震動によって超高層ビルの高層階が揺れ、震源からおよそ770キロ離れた大阪・住之江区では高さ250メートル余りの大阪府咲洲庁舎で揺れが10分以上続き、最上階の揺れ幅は最大3メートル近くに達しました。
また、震源からおよそ400キロ離れた東京・新宿区の超高層ビルでも、揺れ幅は最大で2メートル近くに達しました。
国が想定している南海トラフの巨大地震では震源域が陸に近いうえ、東京、大阪、名古屋の三大都市圏の周辺では、軟らかい地盤によって揺れが増幅されるため、東日本大震災のときよりも長周期の揺れが大きくなると想定されています。
今回の地震で観測された長周期地震動は、東北の巨大地震南海トラフの巨大地震と異なり、継続時間は30秒程度と短いものの揺れ自体が非常に強く、専門家は断層の近くに超高層の建物がある場合には、深刻な被害が出るおそれがあると指摘しています。