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ロシアのトルトネフ副首相は、極東地域の全権代表も務めるプーチン大統領の側近で、今月6日の日ロ首脳会談のあと、ロシア政府の幹部が来日するのは初めてです。16日は、トルトネフ副首相やエネルギー会社の代表などが、日本の大手商社の幹部などと相次いで会談に臨みました。
このうち経済団体との会談でトルトネフ副首相は、「日本の大手企業がロシアとの経済関係に高い関心を持っていることは喜ばしいことだ」と述べ、さきの日ロ首脳会談をきっかけに2国間の経済協力が加速することに期待を示しました。そのうえで日本企業がロシア側と効率的にビジネスを進められるよう輸入手続きの簡素化など、環境の整備に取り組む姿勢をアピールしました。
会談に参加した大手鉄鋼メーカーの幹部は、「ロシアは距離的にも近く、資源もある国なので、ビジネスも発展できればと思います」と話していました。
さきの日ロ首脳会談では、北方領土問題を巡って交渉を加速していくことで一致するとともに、プーチン大統領は、「経済が最も大事だ」として日本から提案された極東地域の産業振興などを含む協力プランに期待感を示していました。トルトネフ副首相は、今月18日まで日本に滞在し、政府や経済界の代表と会談を重ねる予定です。