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香港では、おととし学生などによる民主的な選挙の実現を求める抗議活動が強制排除されたあと、一部の若者が「香港の独立」の主張を強め、政治団体を立ち上げる動きも出ています。
香港を訪れている中国共産党序列3位で全人代全国人民代表大会張徳江委員長は、18日夜、晩さん会で行った演説で、「ごく少数の人が中国政府に抵抗し、香港独立の旗を掲げている」と指摘しました。
そのうえで、「これは分裂の動きであり、1国2制度の初心に反する」と強く批判し、高度な自治を認める1国2制度は、あくまで中国という1つの国の中で認められた制度にすぎないとの立場を明確にしました。
また、演説に先立って張委員長は、香港の議会に当たる立法会の民主派の議員4人と面会しました。面会した議員によりますと、中国共産党の最高指導部のメンバーと個別に会うのは、19年前の香港の中国への返還以来初めてだということです。
中国政府としては、穏健な民主派とは対話する柔軟な姿勢を見せることで香港の市民の中国への反発を和らげるとともに、独立を主張する勢力を孤立させるねらいがあるとみられます。