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イスラエルのヤアロン国防相は20日、みずからのフェイスブックで、「ネタニヤフ首相のこのところの立ち居ふるまいに失望し、国防相と議会議員の職を辞する考えを首相に伝えた」と明らかにしました。
ヤアロン国防相は、軍人の出身で、2013年にネタニヤフ政権の国防相に就任し、おととしには、パレスチナ暫定自治区ガザ地区を巡る、過去最大規模の軍事作戦を指揮しました。
しかし、ことし3月、イスラエル軍の兵士がパレスチナ人を射殺し身柄を拘束された事件について、軍の規律に反する行為だとするヤアロン国防相と、この兵士を釈放すべきだとする世論に配慮して国防相の姿勢を批判したネタニヤフ首相との間で、対立が表面化しました。
ヤアロン国防相は20日に行った演説で、「イスラエルは極右勢力に乗っ取られてしまった」と述べ、異例の強い表現で、ネタニヤフ政権のさらなる右傾化に警鐘を鳴らしました。
ネタニヤフ首相は、野党の極右政党が連立政権に加わる見返りに、この政党の党首を新しい国防相に起用する方向で協議を進めており、左派勢力からはパレスチナ側との和平交渉の再開が一段と遠のくとして、懸念する声が上がっています。