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ロシアのプーチン大統領とＡＳＥＡＮに加盟する１０か国の首脳らは２０日、南部のソチで首脳会議を行い、戦略的なパートナーシップを目指すとした共同宣言を採択しました。
首脳会議のあと共同記者会見を行ったプーチン大統領とＡＳＥＡＮ議長国のラオスのトンルン首相はロシアが主導して旧ソビエト諸国で作る「ユーラシア経済同盟」とＡＳＥＡＮの加盟国が自由貿易圏を創設するため協議していくことを明らかにしました。
ユーラシア経済同盟は去年、ベトナムとＦＴＡ＝自由貿易協定に署名していて、ロシアとしては自由貿易圏をＡＳＥＡＮ全体に広げることで、エネルギーなど資源の輸出を拡大させるとともに、アジアに近い極東開発への投資を呼び込みたい考えです。
ロシアはウクライナ情勢を巡って欧米との対立を深める一方で、日本や中国、ＡＳＥＡＮ諸国と首脳レベルの接触を活発化させており、アジア諸国との関係強化を図る姿勢を示しています。